彼女が愛した温もり -side koki-


マンションに向かう


広い部屋が売りのマンションは
家族で住む人が多い

確かに一人では広いが
家ぐらい贅沢したいと思った

見上げれば明かりがつく中
俺の部屋は真っ暗だ

一人でいい
一人が好きなんだ

そう思っていた毎日にカレンが加わる

俺は変われるだろうか?

変わる事に期待はしない

ただ何もない毎日にカレンはどんな刺激をくれるだろうか。

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