王国ファンタジア【ララミーの民】-ドラゴン討伐編-
二人と一匹?
[繭がとけたらドラゴンを仲間にするといいだろう。老成したドラゴンだから色々と知っているだろう]
「繭がとけたら女の子を仲間にしない?」
フェニックスが繭を見つめたままのテイシンに言う。
「……うーん、そうだな。一応、ドラゴンだしそうするか」
バりーン!
と音がしたかとおもうと、繭がとけて女の子の姿が見えた。
「生意気ドラゴン!」
テイシンはそばにかけよる。
「ふうー、よく寝た。どうしたのテイシン?」
女の子は伸びをして聞く。
「何って、お前死んでいたんだぞ」
「私が死ぬわけないじゃない!」
「いや、し・ん・だ!」
「し・ん・でない!」
「まあまあ、タンポポ茶でもいかが?」
フェニックスが間に入ってお茶を勧めた。