Love×Lovers~秘密の婚約者~
涙が溢れる。
何でかは良く分かんないけど、溢れて溢れて止まらない。
『悠梨愛っ、大丈夫だから。俺たちは大丈夫だから。』
先生の声が響く。
いつもなら、ほっとする。
でも今はしない、出来ないの。
離れたくない、ずっと一緒にいたいよ・・・
「秦っ・・・好きっ・・・!!」
先生は私を少し自分から話すと、私にキスをした。
そのキスは優しくて、熱くて・・・
「んっ・・・ン・・・」
先生は唇を離すと、また私を抱きしめる。
『やっと・・・やっと聞けたな。その言葉・・・』
また少し身体を離して、私の頭を両手で包む。
顔をぐっと近づけて、そっと呟いた。
『愛してる・・・』
また甘い口づけをした。
私達の絆が、これから起こるだろうことに負けないように・・・