Love×Lovers~秘密の婚約者~
『校内では俺に悠梨愛を守らせて下さい。』
・・・へ??
『玲羅先生はあくまでも教師です。俺の方がいいでしょう?』
そう言って、柔らかく微笑んだ。
誠さんのように裏のない笑顔。
きっと笙なら信じられる、でも・・・
先生がOKしてくれるかどうか・・・
『・・・本当に守れるのか?』
笙は先生を見つめて言いきった。
『もちろんです。兄貴達には手を出させない。』
『俺に出来る事は限られてる。・・・頼んだぞ、笙。』
「先生・・・」
ふと笙が私に向き直った。
『悠梨愛、お前に話がある。』
「えっ・・・あ、はい。」
やだ、なんか敬語になっちゃった。
『俺、お前が好きだ。ずっと小さいころから。』
・・・はい!?