Love×Lovers~秘密の婚約者~
「せ、先生??」
声をかけても反応してくれない。
しばらく沈黙が流れて、ひとつため息をついた。
『悠梨愛のこと、頼むぞ・・・』
え・・・?
玲羅先生・・・?
『任せて下さい。』
いや、私先生から離れたくないよ。
どう言うこと??
『ただし、手を出すことは許さない。いいな?』
『分ってます。でも振り向かせますよ、俺は・・・』
私は・・・不思議に思った。
どうして笙は私が好きなのだろう?
笙も・・・秦さんも、私のどこに惹かれたのだろう?
『俺は悠梨愛を離さない。何があっても・・・だ。』
どうして私をそこまで必要としてくれてるの?
「あの・・・」
『何だ??』『何??』