スキ、だけどキライ
『オレ今は甲子園しか見えてねえから。だからそう言うのは、ごめん』
「好きな子でも‥いるの?」
『ああ。でもそいつに認めてもらうためには何が何でも甲子園で優勝するしかないんだ。』
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『って言われちゃったんだ』
涙が頬を濡らしているのがわかった。
亜美、アイツのことほんとにスキだったんだね。
「でも、アイツと亜美の転校は関係ないじゃん」
『芸能界に入ることにしたんだ』
「はい?」
『渋谷先輩に認めてもらえるために。いつかあたしを振ったこと後悔させてやろうと思ってね』