キミにサヨナラをする。



‐‐‐*心愛*‐‐‐



「ハァッハアッ……っ」




私は、走って走って、走った。


「ここ!!…っ待てよ!おいっ」



後ろから、悠希が追いかけてるのはわかってた。
わかってたけど、今はただ、一人になりたかった。


ほっといてほしかった。



「……グズッ…………っ」




でも、やっぱり私は女、悠希は男で。

捕まってしまった。



ぐいっ


…悠希に抱きしめられた。





「つっかまーえた♪」










.
< 20 / 121 >

この作品をシェア

pagetop