キミにサヨナラをする。
どんっ
心愛が俺を、押した。
俺は倒れた。
「……な、なんでそんなこと言うの?ゆぅは……ゆぅは自分勝手だよ…私の気持ち考えないで、悠希はやめとけみたいなこと言うし、お前は俺の妹だからって言うし……もう、わけわかんないよ!!」
俺は、なにも言えなくてうつむいた。
「ゆぅには、わかんないよね……?好きな人に、『お前は妹だ』って言われる苦しさが!!!」
俺はばっと顔をあげると、心愛は泣いていた。でも、笑っていた……
そして、走っていってしまった。
「心愛!!」
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