キミにサヨナラをする。
嵐の前の静けさ。
――…
俺は、心愛と離れ自分の教室へ向かった。
『そうそう!でさぁ、』
『昨日のテレビみたぁ?』
俺は、周りにいる人間をすべて無視し、自分の席へついた。
「ねぇ。」
俺の前に、一人の男が座った。
「俺、きみと友達になりたいな♪かっこいいオニーサン♪」
は?
かっこいいって…あきらかにお前のほうがかっこいいだろ。
にしても、長くてうっとうしい髪だな。
「…俺、チャラチャラ髪伸ばしてるよーな奴とつきあう気ないから。」
俺が一言そう言うと、そいつは何も言わず立ち去っていった。
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