キミにサヨナラをする。
「なんでヒロがここにいるんだよ…!!」
「それはこっちのセリフだよー!優チャンどうしてここに?」
「俺は…心愛の見舞いに…」
「そっかそっかぁ!でも、ここは優チャンのこと覚えてないよ。」
心愛を見た。
心愛は少し怯え、ヒロの後ろに隠れながらこちらの様子を伺っていた。
ずきっ
覚悟はしてた。
それでも、けっこうキツいな…
「…こんにちは。僕は、武内優志っていいます。よろしくね。」
俺は、心愛のそばに行き、ベッドの上にいる心愛に目線を合わせながら言った。
すると心愛は、ヒロの後ろから出てきて、はにかみながら、
「私は浅海心愛、よろしく…」
と、言った。
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