僕が証明するよ。
神社まで残りの体力を
振り絞って歩く


神社のお賽銭箱の前の
階段に座り込み
持っていた荷物を
投げ置いた




「疲れたあああ--…」
鞄からペットボトルを取り出し
勢いよく水分を取り込んだ



「なんでこんな遠いのお!!
お母さんすぐって言ってたのに!」

不機嫌な葵(笑)


「まあまあ、イライラせず♪
きっともお着くよ」



「澪の嘘つき
30分前にもいってたぁ!!」


「次は本当!本当!!!」

自然と笑いが込み上げる*


葵は冷たい石畳の上に
寝転んで駄々をこねる

「もおぉ~…家でクーラ-のかかった
涼しい部屋でアイス食いながら
テレビ見たい見たい!!!」


「あ!!みお~
美味い棒いるかい?」

葵が鞄から美味い棒を出し
にやける


「うん。」

「ください葵様だろ!!!」
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