雪に埋もれた境界線
第五章 殺人事件
サロンを出たのが午後十一時。
それから参加者達は、それぞれバラバラに行動した。
陸は自分の部屋に戻り、シャワーを浴びるとすぐ寝てしまったのだ。備え付けの目覚ましで起きたのは午前七時半。
陸はゆっくりと、ふかふかのベッドから起き上がると、伸びをして洗面所に向かった。
顔を洗い、洗面所を出ると扉をノックする音がした。
「は〜い。今開けます」
扉を開けると、久代がすでにバッチリとメイクをした顔で立っていた。
「な〜んだ。陸がまだ起きてないかと思って呼びにきたのに、起きてたんだね」
久代は無邪気に笑っていた。彼女は今日も派手で、花柄のワンピースを着ており、薄着だが、屋敷内は空調も丁度良くなっているので寒くはないのだろう。
「久代ちゃんこそ、早く起きたんだね」
「何それ、馬鹿にしてない? 私だって早起きくらいするもん。それに今日面接だよ。緊張する〜」
久代は腕を交差して、自分の身体を包み込むような格好をしている。
それから参加者達は、それぞれバラバラに行動した。
陸は自分の部屋に戻り、シャワーを浴びるとすぐ寝てしまったのだ。備え付けの目覚ましで起きたのは午前七時半。
陸はゆっくりと、ふかふかのベッドから起き上がると、伸びをして洗面所に向かった。
顔を洗い、洗面所を出ると扉をノックする音がした。
「は〜い。今開けます」
扉を開けると、久代がすでにバッチリとメイクをした顔で立っていた。
「な〜んだ。陸がまだ起きてないかと思って呼びにきたのに、起きてたんだね」
久代は無邪気に笑っていた。彼女は今日も派手で、花柄のワンピースを着ており、薄着だが、屋敷内は空調も丁度良くなっているので寒くはないのだろう。
「久代ちゃんこそ、早く起きたんだね」
「何それ、馬鹿にしてない? 私だって早起きくらいするもん。それに今日面接だよ。緊張する〜」
久代は腕を交差して、自分の身体を包み込むような格好をしている。