春陽
和やかな週末
…暖かい日差しで千理は目が覚めた。この季節に暖かいとなると…昼過ぎか。
時計に目をやると11時半を指していた。
久し振りに大分夜更かししたからか、優里を送ったのがつい今し方のように感じる。
「ボケてるな…」
千理は目を覚ますためにシャワーを浴びる事にした。
(優里は今頃どうしているだろうか。)
無意識にそう思いながら、バスルームに入っていった。