春陽
(後で終わったら小林さんあたりに聞こう)
人選が終わり、いつ声をかけようかと考えていると
「あ、それと倉科さんは授業が終わったら研究室に来るようにね。」
「はいっ!」
と、突然の先生の不意打ちに無駄に大きな返事をしてしまった優里だった。
(うわー。。)
特に周囲にこれと言った反応は無いのだが、普段あまり人と接触の無い優里に取ってはかなり恥ずかしい。
倉科 優里の1日はこうして始まったのだった。