秘密の彼氏


「へ....」



なにこの展開っ..!
まさに まさに...ドラマ!!!!!


ロマンチック大好きなあたしの胸は躍る。


きっとその人はイケメンでかっこよくて...


かっこいい声と言葉がしたほうを振り向いてみた。


「....げ」


そこには、



「ヲタクの拭石....」



これまた、学校一の「ヲタク」と呼ばれる、
拭石進が立っていた....


「なんだよ。拭石くん~。
俺達、今いい所なんだよ~」


拭石だって2年生。
3年の先輩からそんなこと言われたら
普通は怯むだろうと思っていたのに..


「彼女、嫌がってるじゃないですか」



< 6 / 42 >

この作品をシェア

pagetop