【冬・企画】 クローバー

その場所一面には

冬にはある筈のないクローバーが

咲き乱れていた。

その真っ白なクローバーは

朝の光を浴び銀色に淡く輝いている。

数として見ればけっして多くはないが

1つ1つが存在を主張しているかの

如く力強く何よりその佇まいは

幻想的な雰囲気を醸(カモ)し出し

より神秘的な空間を造り上げていた。

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