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制服に着替え、
歯を磨き、
食事を済まし、
ふぅ、と息をつく。


お母さん
もう仕事行っちゃったし

行きたくなくても
行くしかないか。


キリキリ痛む胃を
かばいながら、
玄関でローファーに
足をつっこむ。


そして、
鉛のように重い
扉を開いた。



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