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『・・・なるかな?』





決意を固め、
自転車を止めた。

そして、

公園の入り口の
ベンチに座る。


 
『・・・あたしが


 早く出ちゃったんだなぁ・・・


 いつもより


 5分早いもん』





どきどきしながら
待ってる。

前を通る人が
みんな、
香奈たちに見えた。

人違いって
きづいたら
何も考えずに
ボーッとする。


それを繰り返してたら
時間なんて
あっという間に
過ぎちゃって。




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