【冬】クリスマスナイト 〜ある少年の奇跡物語〜







僕はかすかなわらの匂いで目を覚ました。


あれ?いつの間に寝たんだ?


僕は体を起こし、目をこすりながら辺りを見渡したが、暗すぎて何も見えない。



マッチは………あった!!



僕はベッドから出て、手探りでマッチを探しだすと、火をつけた。


そしてランプに火を灯した。


ランプの火のおかげで部屋の中は優しい赤色に包まれる。



なんで母さん、起こしてくれなかったんだろう?


そう疑問に思った僕は、ランプを持ち、部屋を出ようと手すりに手をかけた。





コンコン……





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