怖い女達
ナナコ
最近、毎日が憂鬱だ。
仕事は順調だし、恋人とも上手くいっている、不満は何もない。
それなら、何が憂鬱なのか?
俺の答えは決まっている。某掲示板に行くのが憂鬱なのだ。
俺は半年前、新しい上司に代わった途端、仕事でミスを連発し、そのせいで、新しい上司から目をつけられ、度々怒鳴られていた。そして、丁度その頃、恋人の香苗とも喧嘩ばかりで上手くいってなかった。原因はもう忘れてしまった程、些細なことだったように思う。
そんな時、俺は仕事から帰り、寝る前にネットで、たまたま某掲示板を見つけた。
トピックに、『辛いことを、お互いに話そう』と書いてあるのが目に止まり、内容を読んでみた。
どうやらトピックの主は、ナナコという女性のようだった。
常連らしき人は、いない。まだ誰も書き込みしてはおらず、ナナコが三件の書き込みをしただけだった。
内容は、職場での不満がほとんどで、後は、自己紹介が書いてあり、ナナコは俺より六つ年下の三十四歳。S県在住で、独身。そして今まで、彼氏どころか友達の一人も出来なかったようだ。
ははあ、掲示板で友達、もしくは彼氏を作りたいのかもな。
ネット上で、相手するくらいならいいか。
そんなふうに、安易な気持ちで、俺は掲示板に書き込みをした。
それが、後からどんな災いをもたらすかなんて考えもせず。
仕事は順調だし、恋人とも上手くいっている、不満は何もない。
それなら、何が憂鬱なのか?
俺の答えは決まっている。某掲示板に行くのが憂鬱なのだ。
俺は半年前、新しい上司に代わった途端、仕事でミスを連発し、そのせいで、新しい上司から目をつけられ、度々怒鳴られていた。そして、丁度その頃、恋人の香苗とも喧嘩ばかりで上手くいってなかった。原因はもう忘れてしまった程、些細なことだったように思う。
そんな時、俺は仕事から帰り、寝る前にネットで、たまたま某掲示板を見つけた。
トピックに、『辛いことを、お互いに話そう』と書いてあるのが目に止まり、内容を読んでみた。
どうやらトピックの主は、ナナコという女性のようだった。
常連らしき人は、いない。まだ誰も書き込みしてはおらず、ナナコが三件の書き込みをしただけだった。
内容は、職場での不満がほとんどで、後は、自己紹介が書いてあり、ナナコは俺より六つ年下の三十四歳。S県在住で、独身。そして今まで、彼氏どころか友達の一人も出来なかったようだ。
ははあ、掲示板で友達、もしくは彼氏を作りたいのかもな。
ネット上で、相手するくらいならいいか。
そんなふうに、安易な気持ちで、俺は掲示板に書き込みをした。
それが、後からどんな災いをもたらすかなんて考えもせず。