自閉症児の育児日誌②
一歩、一歩診察室に近付く。


彼女はドキドキ。


私もドキドキ。


診察室に入り、「お願いします。」


そう言って、先生に頭を下げた。


診察台に座る彼女。

顔は、怯えていた。

こればかりは、私にもどうしようもない。


診察台に横たわる辺りで、彼女は最大級のパニックを起こす。


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