親友!?幼なじみ!?恋人!?


「あの二人どこ行ったんだ?」


居場所が判らないことが、今余計に腹立たしい。


「判らない…慎吾、お願い、美波がどんな答えを出そうと今は放っておいて。美波にはわたしからちゃんといいたいから。慎吾は知らぬ顔でいて。」


確かに、この話を聞く前に真琴と約束したこと。


だけどさ・・・


こんなこと聞いて黙ってられるか?


晃を見つけ出して、胸ぐらつかんで殴ってやりたいくらいなのに!


でも、あまりにも真琴の表情が悲しそうで、必死だったから、何も言えないまま黙って頷くことしかできなかった。


真琴の気持ちを考えたら…


すごい勇気がいるはずなのに。


ちゃんと教えてくれたことがスゲーよ…




< 145 / 400 >

この作品をシェア

pagetop