親友!?幼なじみ!?恋人!?


「晃の留学聞いてた?」


沈黙を破ったのはわたし。


慎吾も真琴も黙って首を横に振る。


判ってたはずなのに、なんで聞いたんだろ?


再確認?


上手く頭が回らないよ。


なんて言ったらいいのかわかんなくて。


実際、聞きたいことなんて山ほどある。


でも…言葉が出ないの。



また沈黙が訪れる。


風の音だけが聴覚を刺激する。

でも、そんな沈黙を破ったのは真琴だった。


知らされる事実は現実味を帯びてなくて、真琴の言葉や態度に目を見開き言葉を失ってしまった。



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