親友!?幼なじみ!?恋人!?
ガラガラガラ‥

玄関の引き戸を開けた。


「おばあちゃーん!!
おじいちゃーん!!
来たよぉ!!」

玄関先から大きな声で美波が叫んだ。




おいおいおい・・・

いくらご老体と言えども、そこまででけぇ声出さなくても聞こえるだろ、普通。



奥から物音がすると、こっちに向かってくるしっかりとした足音が聞こえた。



ん??

おばあさんとおじいさんだけじゃなかったのか?




「はいはい、いらっしゃい。
お友達の方もよく来てくれたわね。」

奥から現れた御夫人。
年齢は…40後半ぐらいか?

てか、誰??

もしかして…
美波の叔母さんとか?




「おばあちゃん、久しぶり。元気だった??」


美波が御夫人にさらっと言った。



一瞬だったから、流してしまいそうだっけど‥

耳ではっきりとらえた。


“おばあちゃん”

はい??
自分の耳を疑った。

おばあちゃん…

どう見ても40代。
頑張って老けても50前半。


この人が…

“おばあちゃん”なんですか?



















マジで??????!!!!!!!


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