親友!?幼なじみ!?恋人!?


何度も何度も謝る美波に慎吾も真琴も何も言えなくなった。



結局4人はそのまま獣道を突き進むことになった。


まっ、こうなったら仕方ないよな。

進むしかないんだから。


さっきとはうってかわって、落ち込んだように何も喋らず歩き続ける美波。


それとは反対に、真琴を心配しながらも楽しそうに話している慎吾と真琴。





俺にこの状況をどうしろと?


なんて話しかければいいか判んねーよ。



あ゛ぁー!!!
むしゃくしゃする!!!





だいたいこんなことになったのは、美波がこんな道通るからだろ?



つーか、真琴も遠出するのにミニスカなんかで来るのが悪いんだよ!



しかも、美波を好きなくせに真琴と付き合って美波を傷つけてる慎吾が余計にこの状況を悪くさせてんだよ!



って、ことは…

そうなった元凶である真琴と俺が一番悪いのか?


俺たちがあんなことしなかったら、こんなことにはなってなかったのか?




それは・・・

そうだよな。



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