親友!?幼なじみ!?恋人!?


だけど、その夢よりわたしは赤ちゃんを選ぶよ。

今わたしにとって一番大切なのは、その夢を叶えることじゃなくて、赤ちゃんを生んで育てることだから。




そんなことを考えていたら、慎吾がふいに抱きしめる力を強めた。


「だけどさ、そう言って俺は逃げた。晃にそう言われたよ」


「晃?」


「あぁ。晃も真琴も美波が大好きなんだよ。美波が部屋から出ていった後、さっき俺がいった気持ちと同じことを二人にも話したんだよ。そしたら、晃に『バカじゃねーの』って言われたよ」




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