親友!?幼なじみ!?恋人!?
まだ起きてこない慎吾と晃。
正直、今、晃に会いたくない。
なんて思ってても、そんなこと言えない。
だって…まだ慎吾とわたしは付き合ってることになってるから。
普通を装おわなくちゃ。
少し困ったような表情のおばあさんを見かねて、わたしが行く、と言ったが美波がわたしの腕をとり、それを阻止して呼びに行った。
内心…ホッとしてた。
気まずいっていうか…
なんて言えばいいのか分かんないけど、ホントは呼びに行きたくなかった。
心の中でどれほど美波に感謝したか。
―わたしにはほんのちょっとの勇気が足りない―
そう実感するのもそれほど遠くない未来―――‥