親友!?幼なじみ!?恋人!?
シンゴ 5
●慎吾Side●
今俺たちは海に来ている。
おばあちゃん家から歩いて15分ほどのところにあった。
海水浴場のように整備されたとこじゃないけど、自然そのままの姿がそこにあった。
美波と真琴は膝下まで海につかり、むじゃきな子供のように遊んでいる。
太陽の日射しが水面に反射して、その中にいる二人の姿は綺麗すぎて、俺には眩しすぎる。
俺は視線を思わず反らした。
そして、その視線の先に思わぬものを見た。
言葉を詰まらすほどに…