君に好きだと伝えたい





「…1年3組ってどこ?」

「…こっち」

祐一は置ていたカバンを持ち

ダルそうに歩いていった

それを俺は追いかける




祐一が1年3組のプレートのある教室の戸を開けると

「あれ?祐一じゃん」
ってクラスの連中が声をあげた

「1時間目から参加?」

女子の1人が
からかうように尋ねていた

「道案内…」

ため息をつきながら
祐一は席についた






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