ココアが欲しいの【季節短編】







そう言ってニコッと笑ってココアを差し出す彼。




飲みかけでしょ?





しかし関係ない。





「ええ頂くわ」




彼からココアを受け取るとごくごくと飲むアタシ。





あ〜体に染みる!!




自然と笑みが漏れた。







「はい、ありがとう」




そう言って返したのは空っぽの缶。


結局、全部飲んでしまった。
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