ココアが欲しいの【季節短編】







「でも欲しいのないからいいや♪」




「それじゃ困るわ」




食い下がらないアタシ。



なんで必死なのかなぁ、アタシ。





また自分に疑問を抱いてると彼は閃いたように一言。




「じゃまた今度ココア奢ってよ。俺もまた来るから」





ニコッと笑顔で言う彼。





またまたチクッと棘。




なんなのこの棘。
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