ココアが欲しいの【季節短編】







そして自動販売機との距離一メートルと迫った時、後方からなんか風が通り抜けた。




ピッ。




ん?なんだ人か。




後ろからなにやら自転車がすごい速さで来たらしい。



おかげで寒かったんですけど。





その人は自販機で何やら飲み物を買ったらしく、ガタンという音がしてジュースが落ちた。





「おっ、やりぃ。これが最後のココアか」





はっ?
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