嘘つきな姫

やってきたのは大きな滑走路。



そして、



スカイブルーのラインがお洒落なジェット機の搭乗口。


「愁、まさかだけど…この飛行機…」


「ん?自家用ジェットだけど」


そう…だよね。

だってどっかの部屋みたいだもん。



「すごっ……」


「そ?」



いや、すごいですよ








―ブオォォォォオ―


日本に向かって飛び立った2機のジェット機、











旅行は中止になっちゃったけど…
愁があんな風に怪我したりするよりは全然良い


それに、


「彩莉、眠い?」

「ん…ちょっと……」

「疲れたもんね、少しねてな?」


「うん…」



愁の肩に頭を乗せて目を瞑った


「俺邪魔?」

「うん。」

「愁〜」




十分、良い思い出がてきた…

何て言ったら不謹慎かな?


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