嘘つきな姫
「いるよ。」
「ぇ?」
「さっき」
「うん?」
「俺が彩莉の友達になったから。」
ニッコリ頬笑む彼。
ギャラリーから黄色歓声
確かに整った顔…
でもイケメンって感じとはちょっと違う。
格好良いよりもかっこいいっが似合う
今はそんな事よりも…
「お…とも…だ…ち?」
びっくりして
うれしくて
「うん。」
ともだちって何するの?
「えっと…」
「じゃぁさ。知って?
俺のこと………」
コトッ
女子の悲鳴と共に感じたのは口のなかの甘い味覚
「ホワイトチョコ?」
「うん…俺のすきなモノ」
「わ、私もっ///」
大好きなホワイトチョコは幸せ味
「なになにーっ楽しそう」
俺も入れてっと愁に何かが張りついた
「和。」
カズ?
愁はカズをめんどくさそうにベリッと剥がすと
「やだ。」
「ぇえ!?」
「だめ。」
「ケチーっ」
きっと