嘘つきな姫
…と思いきや
「ねぇ和ぅ〜」
「んー?」
「イイコトしよ?」
「いいや。」
「何でぇ」
「最近ノリわるぅい」
「うーん」
と和の回りにはギャルっぽい人たちがその猫なで声に似合わない顔でジィっと私を睨んでいるから、余計いごごちがわるい…
―カタッ―
私が立ち上がると
「ぇっ?彩莉?」
「ちょっとトイレ」
和はしんぱいしてくれてるんだろーけど
「俺も…」
「ご心配なく。」
優等生スマイルで。