嘘つきな姫
「おっ♪おかえりぃ」
と大きく手をふる和
私は静かに席に着くと
「ただいま。」
私たちの席は比較的孤立しているから、好きに話せるのだ
「…どこ行ってたの?」
「え」
真剣な顔をしている愁に、違和感を覚えながらも
「トイ…レ…だけど…」
答えると
「そか。」
といつもの笑顔に戻ったことに安心する
は?
なにが安心なんだー?私っ
すると
目の前に薄い箱が差し出される
‐DARTH‐
「白いDARTH……?」
「ホワイトチョコ」
手に乗った白い固体をみる。
見るからにホワイトチョコ
「…?」
「あげる」
「ありがとう…?」
でもなんで
ってかこれ買いに行ってたの
「……すきでしょ?」
え?
「ホワイトチョコ」ニコッ
「う、うん///」