嘘つきな姫

いやだよ。
すでにひしひし、グサグサなのに。


「……いや、今日は…」


と言いながらカバンの中でメールをうつ


「用事?」

「うんっ!!」


「本当にー?」


「ソウダヨ?」

「かたことだけど、」

しつこいな和。
いつにもまして











「あやりー?」

来た。やっと来たよ。

和と愁の顔が

は?誰?

ってなってる。

だってそうだよね、いきなり表れた美形少年、なぞだよね。




「あやりー?誰?」

と聞くのは美形少年の方で、貴方が誰だよ。って言いたいとこを…


「……宏和」





え?

「愁、知り合いなの?」
と私



「は?あやりと愁さん、知り合いなの?」

と宏和


「は?ってかだれ」

と和 



私達4人しかいない教室にはハテナがいっぱい


えっと…自己紹介
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