嘘つきな姫
「へ?」
「彩莉の家、」
あぁっ!!!
そっかそっか
「こっち。」
ニコッって笑って案内をする
「…っ、」
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15分くらい歩いたところに住宅街。
「ここ、」
その中でもちょっと目立った家の前に立つ
「…可愛い家だね。」
レンガ仕立てのうちはお菓子の家がモチーフになっていて恥ずかしい
「ただいま。」
「!」
私が玄関を開けた瞬間愁が驚いたのは私が“いい子”になったからだと思う。
「あらぁ〜彩、美形男子つれてきてーっやるわねっ!」
「違いますよ、こちらはクラスの…」
「彩莉さんと同じクラスの早川愁と申します」
そういってお母さんに微笑むと…
「きゃーっ!!!どうしましょっ!!」
と顔を真っ赤にして中へ入っていった