嘘つきな姫
「なんか、ごめん…」
うなだれる私に
愁はだまって横に首をふる。
「しゅーくん!しゅーくん!こっち来てぇっ!!!」
そのままリビングに入り
話し込むこと一時間
やっとこっちに話の主導権が来た。
「あの、お母さん…」
「お母さんだなんて///」
照れるなよ、高校生に、
「彩莉さんと夏休みに旅行の計画をたてたいのですが…」
「へぇっ!彩ちゃんが?」
「えぇ。」
「珍しーっ!!!勿論!!愁君となら大歓迎よ!」
「ありがとうございます。」
あっさりだな以外と…
「いぇ、それでいつから?」
「出来れば明後日から…ずっと…夏休み中………」
はぁっ!?
聞いてないっ
そんなに長期間?
しかも愁ったら首傾げて…
可愛い…
じゃなくて!!
そんなこてしたら
ボンッ
「////も、勿論!!良いに決まってるじゃないっ!!/////」
ほら、人の母親落としてどうするのだよ。