嘘つきな姫
_______
___
ピピッ…ピピッ…ピピッ…
テンポよくなっているその音は時間が経つに連れ
ピピピピピピピピピピピ〜
といかにもみみざわりな音に変わって行く
「……っ」
その音が鳴り響く部屋でカーラーをいじっている私はその音……目覚ましがなる全然前から起床していて、
髪を“ユル巻き”にしている
「………よし、」
全身鏡にはパジャマ姿でフワッと女の子らしく髪をセットした私。
パジャマとの相性の悪さに思わず吹き出す