嘘つきな姫
「う、うん…」
私がそこへ座ると
「……ぁ」
ココ…
「運転席からの死角…」
と愁に耳打ちされた。
「……んっ…」
突然耳に刺激が与えられてヘンな声がでる。
「ね、か、買い物って?」
急いで話題を変えるものの
「んー…秘密。」
会話終了。
うーっ
気まずい……
それに何か寒い
冷房が聞いてるせいか半袖ミニスカには寒い
「…どした?」
無意識に愁に体を寄せていたのだ。
恥ずかしっ
「な、なんでもっ!へーきだよ」
「そっか。」
愁はそういうとソファーをいじりだした。
私は向き直り、スカートをの裾を引っ張っていると
―フワッ
「ぇ、」
大きめの薄い毛布が私の肩から足先までおおっていた
愁を見ると何食わぬ顔で
「ん?」と顔を向けた
もしかして、気付いた?
私が寒がってるとおもって?
「あ、ありがと…」
「いーえ。」