嘘つきな姫
three
「携帯もった?」
「うん。」
「ハンカチ」
「持った」
「充電器」
「持った」
「着替え」
「持った」
「下着…ブハッ!!いてーな!親父!!」
「彩ちゃんはお前とちげんだよ。」
「そうよ。彩ちゃんは平気よ。」
「はぃ、じゃぁ行ってきます。」
―ガチャ…
「きゃあっ!!!」
「…おはよ」
「ぁ、おおおはっおはおはよ///」
「真っ赤?」
「//////////」
だっ、だってぇっ
き、のう…
『…嫉妬しただけ。』
あんなこと……
昨日の今日だし、
べ、別にそーゆー訳じゃ
…………無いけど
ねぇ?
「あれっ?あれれー?二人とも、何々?えー?」
「和、うるさい」
「ふ、ふふふふふふ…」
「和、怪しいデスよ」
「ひどいなぁ二人とも、」
とまた妖しくニヤニヤと笑った
「あのー、皆様そろそろ、」
「…あ、すーさんごめんね、」
「い、いえ滅相もございません
愁様、」