この腕の中で君を想う



なんだ?


痴漢か?


だとしたら可愛げの欠片の一つもない声だな


なんて呑気な事を考えて、再び前を向こうとしたが


馬鹿デカい声をだした張本人の横顔が人と人との間からチラリと見えた








「………え?」



俺は大きく目を見開いた


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