この腕の中で君を想う
悪魔のお届け物
「どういう…こと?」
私は目の前にいる人物に目が離せなかった
その前に、なんで私がここにいるのか…
事の発端は数時間前にさかのぼる
―――――――……‥
駅員さんに無理言って自分の行く筈だった駅に下ろしてもらって
もうすぐで家に到着しようとしていた時に、携帯のバイブが鳴った
「…お母さん?」
携帯を開いてEメール受信箱を見るとお母さんからで
内容は"今日は友達と飲みに行って来るから眞理は美里の所へ泊まりなさい"ということだった
「…マジ!?」
初めは驚いたがすぐに嬉しさが込み上げてきて、心の中で何度もガッツポーズした