この腕の中で君を想う


こんな奴

知り合いでもなんでもない


白山奏斗から視線を外して隆也さんの方を向くとニコッと笑って


「お腹減ってないからご飯いいです。おやすみなさい」


早くこの場から離れたくて

「えっ!?…ちょっと!!」

隆也さんの制止も聞かず、踵を返して急いで二階へ上がった




―――――――……‥


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