この腕の中で君を想う
「…なんなのよι」
またしても一人取り残されてしまった
それにしても
白山奏斗って何者?
私の名前を知ってた
でもあんな変態おっさん見たことないし名前を聞いてもいまいちピンとこない
一体…だれ?
いくら考えても分かるはずもなくしばらく途方に暮れていたら
「…ヘッ…クシュンッ!!」
鼻がムズムズしてきて大きなくしゃみを一発
「寒ぃ゙~ι」
鼻を啜りながら携帯をパカッと開けば時刻は既に12時を回っていた
「嘘ぉッ!?」
2時間もここにいたんだ
どうりで体が冷えると思った