この腕の中で君を想う



こんなことになるなら薄着で来るんじゃなかったι


「さて…どうしようか」


彼氏とお泊まりする気満々だったから今さら家に帰れないし

かと言って夜中に友達の家に押しかけるのも気が引ける


近くのホテルに泊まろうにもお金はいつも彼が出してくれてたから殆ど持ってきていない



う~ん…と唸りながらしばらく考えた末、



やっぱりここは友達を頼ることにした


そうと決めたら行動が早い私



携帯のアドレス帳から"真沙美"を選択すると、すぐさま通話ボタンを押す



プルル…


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