この腕の中で君を想う



次の日

冬夜は学校に来なかった


一時間目を過ぎても…二時間目を過ぎても…冬夜が姿を現すことはなくて

気になって思わず先生に聞けば、体調不良だとなんともなしに言った



「…本当に?」

そうなのだろうか…


モヤモヤとした感情が渦巻く

「…冬夜の家…近かったよね…」

なんとなく…今日言わなければならない気がして


放課後になると近くのコンビニでゼリーや飲料水を買って夜の家へ足を運んだ




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