この腕の中で君を想う


「……ん…さむ」


カーテンと窓を開けられ、窓から入る冷気が肌にふれて思わずブルリと身震いをすると、体を最小限に縮こませる


薄目で怒鳴った人を見るが、再び目を瞑る



俗に言う二度寝を私はしようとしていた








「いい加減にしろぉぉ!!!」




私の服を乱暴に掴むと勢いよくベッドから落っことした


「…いた…い」


突然のことで受け身すら出来ず、鈍い痛みが走る


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