この腕の中で君を想う



「いいよ。別に滅多なことじゃないんだから。それより眞理は自分の事を心配した方がいいと思うよ」


「…なんで?」

「目、かなり腫れてる」

そう言って指差され、慌てて洗面所へ行くと確かに目は真っ赤で腫れ上がっていた


「あー…本当だιあれ?私メイク落とした覚え無いんだけど」

「私が軽く落としといてあげたの。一応もう一回洗っといた方が良いよ」

キッチンから真沙美の声とジューッという音が聞こえてきて、洗面所から顔を覗かせばいい匂いが鼻をかすめる

顔を洗ってリビングへ戻ってみればテーブルの上には美味しそうな朝食が並んであった


本当に…真沙美には頭があがりませんι


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